防衛医大学生などのコロナ感染52名 なぜ、感染爆発は引き起こされた?

日本共産党本村伸子衆議院議員が入手した自衛隊内のコロナ感染者資料

埼玉県平和委員会が埼玉県内の感染者情報だけを抽出したものが上の表です。

深刻な感染状況を受けて、2月4日オンラインで埼玉県平和委員会による防衛省への申し入れが行われました。

塩川鉄也衆議院議員が仲介し、柳下礼子県議が同席しました。対応したのは、防衛省人事教育局衛生幹つき竹永さんです。

やり取りの中で明らかになったことは、以下の通り(2月3日現在)

〇埼玉県内自衛官の新型コロナウイルス感染者数総数は52人(朝霞駐屯地は東京)

防衛医科大学 34人 大宮駐屯地 6人 入間基地8人 熊谷駐屯地 1人 埼玉地本1名 北関東防衛局2名

(朝霞駐屯地は17人)

〇防衛医科大学校病院 感染職員は9人

これまでのコロナ感染者受け入れ数は100人以上

受け入れ可能病床26床 重症者用7床

現在入院7人 うち1人が重症

9人感染も、クラスターとはされていない。

診療抑制は特にしていない。

〇防衛医科大学校の多数の感染について

Q. 詳しい感染経路はつかんでいるのか? A. 地元保健所がつかんでいる。

Q. 病院からの感染はないのか?     A. 12月からは実習に行っていない。

Q.  感染者が初めてでたのは6月。それから半年間は実習を行っていたのか? A.12月から実習はやめている

Q. 検査はどうしているのか?   A. 1月15日に全員検査を行った。

1月15日 201人検査  11人陽性

1月19日 238人検査   3人陽性

1月20日 136人検査   ゼロ人陽性

1月21日  58人検査   1人陽性

1月22日 146人検査   ゼロ人陽性    以上で全学生779人中 15人陽性

Q. 対策はどのようにしているのか?

A.陽性者は、宿舎内で隔離  普段二人部屋なので居室を分け、宿舎内で隔離。 学生はオンラインによる講義 集団訓練中止 入浴・食事は密にならないようにしている。

Q. 1月になって、なぜ感染が爆発したのか?  A. 集団での外出などはない。学生が外から感染してきて、周りに広げた可能性がある。

Q.  年末年始の帰省はどうしたのか?  A.禁止はしていない。いつも通り許可制。

 

病院への実習が、感染者がでたあとも12月まで行われていたこと

11月に感染者が複数出ていたにもかかわらず、年末年始の帰省が自由であったこと

学生の無症状者全員検査779人中15人に陽性者が出たこと

これらは注目すべきでしょう。

 

塩川鉄也議員は政府に対し、情報提供の必要性、米軍への働きかけの必要性を強調し、訓練中止などを今後も働きかけていきたいと語りました。

柳下礼子県議は、「こういうレクのおかげで重要な情報が得られた。県にも情報をつかむように求める」と語りました。

 

 

申し入れの内容は以下のとおりです。