11月20日、秋山もえ県議は、高校生と校則についてかたりあいました。
一番言いたいこと「髪型で心がみえるのか?」
高3生のA君がいちばんいいたいことは、「髪型で心がみえるのか?」ということです。
彼の通う埼玉県立X高校の身だしなみ規定には次のような言葉があります。
「服装をはじめとして身だしなみおよび言葉遣い等はその人の人柄を表すものであり・・・・」
学校は、人を見かけで判断しろと教えているのです。
不潔な身なりの人は不潔な人柄なのでしょうか?
「服装が乱れたら、心がみだれるというエビデンスをだせ!!」とA君はいいます。
「高校生はケージレスな刑務所の囚人」
こうした考え方のもと、X高校には様々な決まりがあります。
・髪の長さ 耳にかからない、前髪は眉毛の上にかからない
・ツーブロックは、ここまではいいけど、これ以上の刈り上げはだめというルール
・化粧はだめ
・自毛証明ある。パーマだめ。縮毛矯正だめ 痛んで茶髪になってもダメ!
・カチューシャ・リボンだめ
「制服は地域ぐるみの監視のためにある」
制服は、地域ぐるみで生徒を監視するためにあるとA君はいいます。
「スカートが短い」「第2ボタンがあいている」など地域からすぐに学校へリークがあるそうです。
・制服は本当に機能性が悪い。風通し悪い。あつい。動きづらい
・男子はネクタイとスラックス 女子はスカートとスラックス、ネクタイとリボンを選べる、これは差別だ
・ジャージやスタジャンの通学はダメ
・ブレザーを着て通学しなければだめ(暑くても!)
「男性教師によるスカートチェックは気持ちが悪い」
考えさせられるのは、「スカート丈チェック」です。
・毎朝、男性教師が校門に立ち、「あいさつ運動」しながら、スカートの丈チェック
これはセクハラだ!気持ちが悪い!という女子もいる。
・自転車の女子生徒のスカートを男性教師が注意して回る。気持ちが悪い!
いわれてみれば、そうですよね。
「校則や学校は、考え方がある時代に取り残されたまま」
校則の中身に時代遅れも感じますが、学校の設備も時代に取り残されています。
・更衣室がない。生徒はトイレか教室の隅で着替え
・トイレ和式
これまで気づかなかったようなことを、A君の言葉によって気づかされました。
未来は、彼らのような高校生がつくります。
もっともっと耳を傾ける必要があります。