7月15日、農民連の方とともに、柳下礼子県議、秋山文和県議、秋山もえ県議が埼玉県学校給食会を訪れました。
埼玉県学校給食会は1956年3月に県庁内で設立。
その後北本市に移転し、現在学校給食歴史館となっている建物を仮事務所とし、1985年3月に本館が完成し、移転しました。
学校給食会は大きくわけて「学校給食用食材の安全確保及び安定供給に関する事業」と「学校給食の普及充実及び学校における食育推進の支援に関する事業」という2つの事業を行っています。
【学校給食用食材の安全確保及び安定供給に関する事業】としては学校給食食材の検査や衛生管理講習会の開催、パン、米、めん、牛乳などの基本食材の供給などを行っています。
【学校給食の普及充実及び学校における食育推進の支援に関する事業】としては学校給食調理コンクールの開催、学校における食育推進教材の貸し出しなど行っています。
新型コロナウイルス感染症による学校の臨時休校を受け、給食が急にキャンセルになりました。国は要望を受け学校給食費返還等事業を決め、保護者には給食費の返還、給食食材納入業者には学校設置者と協議の上、3月分の違約金を支払うことになりました。自治体は給食食材納入業者と協議を行い、違約金の額を決定、埼玉県の学校給食会を通して申請し、学校給食会を通してお金をもらう仕組みになっています。
学校給食会も「こうした事態ははじめてで、苦慮したところもあった」「違約金の対象がどこまでなのかわかりずらい」「それで市町村も二の足を踏んでいるところもあるのでは」と率直なお話をしてくださいました。
臨時休校により学校給食がなくなり、今回あらためて、学校給食が貧困家庭の支援になっていること、県内の農家、中小企業が学校給食を支えていることを深く痛感しました。
県議団にも「学校給食が収入の8割にのぼっている」という相談が寄せられています。
県内の農家、中小企業の営業を守るために引き続き頑張っていきます。