介護・障害者など福祉施設へのマスク・消毒液の配布が進みません。
2月定例会で可決されたマスクですら、5月21日までに施設に届けた市町村は32にすぎません。
早急に、施設に資材を届けるために、5月22日以下のような申し入れを行いました。
埼玉県知事 大野元裕様
2020年5月22日
日本共産党埼玉県議団 団長 柳下 礼子
福祉施設へのマスクや消毒液など感染防止資材配布について
コロナ感染防止対策として、福祉施設へのマスクや消毒液など医療用資材の配布が進んでいます。しかし、そのテンポは圧倒的に遅く、2月定例会で可決された補正予算分のマスクについて、5月21日までに納品された市区町村は32市町村にすぎません。4月30日の臨時議会で可決された分のマスクは6月5日以降に、配布されるとのことです。
また配布される消毒液量が不十分との指摘もあります。ある訪問介護の現場では、50人の職員に対し一人10CCしか配布されません。
資材の配布は、窓口である市町村の保管スペースに、施設関係者がとりに行くシステムとなっており、市町村のスペース確保や施設の人的負担など課題があります。
よって介護施設などに、マスク、消毒用アルコール、防護服など、必要物品を、速やかにかつ優先的に支給するために、以下のことを求めます。
記
一、県は、各市町村から、送付先施設の住所録を取り寄せ、マスク、消毒液など直接発送をすること。
一、足りないと指摘されている消毒液などは、さらに補正予算を組み、追加配布を行うこと。
以上