加治丘陵・阿須山中の豊かな森を守って――加治丘陵の自然を考える会が要望

3月11日「加治丘陵の自然を考える会・飯能」のみなさんが、県庁を訪れ、農林部森づくり課に「『林地開発開発許可申請』の不許可をも求める」要望書を手渡し、懇談しました。守屋県議が同席しました。

「加治丘陵の自然を考える会・飯能」要望

 

加治丘陵・阿須山中は入間市・飯能市・青梅市にまたがる広大な樹林が残されており、オオタカの生息をはじめ、多種多様な動植物が確認されています。飯能市が所有する17ヘクタールの自然林を伐採し、年間120万で業者に貸与し、メガソーラーと調整池としてサッカー練習場をつくるというものです。

「考える会・飯能」の方々は「何としても豊かな自然を守りたい」と訴えました。

守屋県議は「市があまりにも無責任ではないか。木というの1回切ってしまえばもとに戻すのに時間がかかる。慎重に審議してほしい」と話しました。

県の担当課は「我々は林地を伐採する場合は、その林地が持っている保水力などを別の形で担保するよう求め、出された書類について法令などに基づいて行われているか審査し、許可するものです。問題がなければ許可せざるを得ないのです。森を守りたいというみなさんの訴えはわかります。我々も森林保全という仕事に取り組んでおりますので。ただ開発側にはそれなりの理由や利益があると思いますので、なかなか難しいのが現状であります」と答えました。

「考える会・飯能」の方々は「県がなんとかしてくれると思っていただけにがっかり感がある。しかし地元でより大きな運動にして働きかけていく」と話しました。