視覚障害がある方にも芸術を――埼玉県近代美術館視察

1月30日(木)村岡正嗣、守屋裕子、秋山もえ県議の3名が埼玉県近代美術館を視察しました。

近代美術館は埼玉県にゆかりの芸術家の作品の収集と展示。また近代以降の優れたデザインの椅子の収集と展示、そして鑑賞するだけでなく、自由に座ることができます。

よじ登るような大きな椅子や唇の形をした椅子など、展示されていて、実際に座っておしゃべりをしている方や座っている写真を撮っている方などいらっしゃいました。

 

副館長さんからは、目の不自由な方にもアートを楽しんでもらおうと、職員の方や学芸員の方たちが独自に絵を立体にしたものを作成し、触ってもらいながら説明するなどの取り組みを行っているという話を伺いました。

「どうしたら伝わるのか、参加した方から感想も聞きながら、試行錯誤しています。絵の中の空間に興味を持つ人もいて、『この絵はずーと奥まで道が続いているのですよ』と解説したりしています。そういうところに興味を示される方もいるんだなと勉強になります。この取り組みは好評をはくしています」と語っておられました。

目が不自由で芸術鑑賞が困難な方たちにも芸術にふれてほしいと、試行錯誤しながら取り組んでおられることは本当に素晴らしいと感じました。