故蜷川幸雄さんが愛したさいたま芸術劇場を視察

1月30日(木)村岡正嗣、前原かづえ、守屋裕子、秋山もえ県議は、さいたま芸術劇場を視察しました。館長さんにお話しを伺いました。

さいたま芸術劇場は͡故蜷川幸雄さんが芸術監督をつとめていた劇場です。

 

「この劇場は大ホールでも最大で776席。この座席数で採算をとるのは難しい。しかしそれは弱点ではなく、観客と演者が近いということで、『シェイクスピアを見るならこの劇場がいい』と何度も足を運んでくださる方もいます。蜷川先生もそこを気に入ってくださっていましたし、稽古場は舞台と同じ大きさで作っていて、稽古の距離感のまま舞台にたてることも気に入ってくださっていました」

「音楽ホールは残響時間が2秒が理想と言われています。当音楽ホールはそれを実現しています」

「県立であるからには一流のものを県民の方に見てもらえるように。また県民の方の活動にも使ってもらいたいと思って、貸出もしております。県民の方からは一流の方がたった舞台で自分たちもできると好評です」

アウトリーチ事業「MEET THE MUSIC~アーティストが学校にやってくる!」という一流アーティストを学校に連れて行って音楽室や教室など、より子どもたちに近いところでやってもらうなどの事業を行っていることも聞きました。

「一流のものを県民に提供する」というさいたま芸術劇場の意義を実感しました。