台風19号被災者支援①2年前同様の被害 都市下水川越江川の溢水地域

2年前の台風21号の際に、新河岸川への樋門が閉じられ、溢水した川越江川。12日再び溢水して、ふじみ野市元福岡地区と川越市寺尾地区が再び浸水被害を受けました。

10月13日に前原県議、守屋県議は、塩川鉄也衆議院議員、今野英子川越市議、塚越洋一・床井紀範ふじみ野市議とともに、現地の被災者宅を訪問しました。

2年前の水の跡がいまだに自宅壁に残っている住宅。前回はここまで、水があがり、今回はここまでと、説明していただきます。

 

 

 

前の床上浸水から、2年たって壁全体がカビだらけという住宅も。2度もこのような目にあって、引っ越したいが高齢の祖母がいるので・・という女性。

 

 

 

 

床下の水が流れ出ないので、ポンプを使って排水を行う住宅。

 

 

 

 

 

「避難所のことを聞いてほしい!!」という女性も。狭い公民館に200人もの人が押し寄せ、初めの人は体育マットももらえたが、あとの人は毛布1枚だけ。カップラーメンは支給されたが、お湯がないので水をいれて食べた。それでもみんな「おいしい」「おいしい」と言っていた。とのことです。

 

 

新河岸川への流入口の樋門を調査にいきました。2年前と違って樋門は自動的に閉じてしまわず、職員が見守っていたそうです。結局樋門は閉じませんでした。強風・豪雨の中、樋門を見守った職員も命がけですね。本当にお疲れさまでした。

しかし、それでも新河岸川に十分水は流れず、溢水してしまった江川。ポンプ車3台で水を新河岸川に組み上げたそうですが、追い付きませんでした。新河岸川寺尾調整池の利用や相当な規模の調整池整備など、抜本的な対策が求められます。

 

樋門で、河合善明川越市長と出会いました。「今回は災害救助法が適用になってよかった」と言っておられました。

 

 

川越市側の寺尾地域は、やはり一層被害が深刻です。床上1メートル以上に達した家も多く、道ばたに廃棄物がたくさん置いてありました。

犬がいるので、避難所へ行けなかったという男性。家の中の水をバケツで排水していました。

2年間で2度の床上浸水「もう、ここには住めない」という女性も。2年前の被害後にリフォームしたという住宅や、つい先月引っ越してきたばかりという住宅も。災害救助法による、住宅応急修理費用支給をすべきです。