特別支援学校の新設を 「教室不足を考える会」と懇談

特別支援学校の過密化が深刻さを増すなか、保護者や教職員らでつくる「埼玉県の特別支援学校の『教室不足』を考える会」は14日、埼玉県議会とさいたま市議会の各会派に新しい学校建設を求める要請を行い、党県議、さいたま市議と懇談しました。

県議会では村岡正嗣、前原かづえの両県議が応対し、さいたま市議会では市議とともに秋山文和県議が同席しました。懇談の参加者は県内の特別支援学校で起きている在校生の急増や深刻な教室不足の実態を報告しました。

村岡県議は栃木県の思川開発事業に県が国いいなりに巨額の税金を投入していることなどを紹介し「税金の使い方を変えれば学校は新設できる。一緒にがんばりたい」と応じました。

(参加者の訴え)
・体育館は各クラスで週一回しか使えない。音楽室や会議室でも体育をせざるをえない(草加かがやき)
・給食調理はもはや限界。400人の子どもたちの分はなんとか賄っているが、先生40人分は自前で用意している。一緒に同じものを食べられず、給食指導ができなくなっている。(草加かがやき)
・更衣室も足りず、会議室や音楽室で着替えざるをえない(草加かがやき)

・川口市からバス通学で1時間半もかけて通う肢体不自由の子どももいる。命の危険もある問題。小さくてもいいので、川口市に肢体不自由の学校をつくり、長時間の通学をなんとか解消してほしい(越谷特支)