危険な埼玉の空をこれ以上野放しにできないー平和委員会、横田基地へのオスプレイ配備撤回を求める

上田清司知事宛ての要請書を県の担当者に手渡す

8月28日、埼玉県平和委員会はCV22オスプレイの米軍横田基地への配備中止を求める要請・懇談を県と行いました。日本共産党県議団からは柳下礼子、村岡正嗣、前原かづえ、金子正江、秋山文和の各県議が同席しました。

多くの県民が不安を抱える中で所沢に

最初に柳下団長が「オスプレイが県の上空を頻繁に飛来する様になってしまった。県民の安全を守るためにも県としてきちんと国に要求をしていって欲しい」と挨拶をしました。

次に県平和委員会の二橋事務局長が昨今のオスプレイの飛行問題について述べました。「今、県内の上空で多くのオスプレイ目撃情報が寄せられているが、飛来目的も明らかにしない中、多くの県民が不安を抱えている。そんな中、所沢通信基地に同機が着陸したが、もう見過ごすわけにはいかない」として飛行中止、そして一歩すすんで横田基地への配備撤回を国に求めていって欲しいと県に求めました。

県、「今の現状はたいへん遺憾」

これに対し県は「今までオスプレイの飛行に関しては北関東防衛局と防衛省には要望するべき事は要望してきた」とこたえ、「7月2日に所沢通信基地に離着陸した際にも抗議した。日米共同訓練の協定書でも市街地上空での訓練は原則避けるとされているのに市街地上空を飛ばしている現状、米軍が飛行目的について回答しないという事態は大変遺憾であると口頭で国に伝えた」と述べました。

懇談の終わりに村岡県議が「上田知事が先の6月定例会で、ドイツやイタリアという敗戦国と比べても日本はアメリカの行動を抑制するという仕掛けには必ずしもなっていないと答弁したことは基地を抱える県の知事の発言としてたいへん意義がある。これからも、各市町村への基地に関する情報提供の促進も含め、県民の命と安全のためにもっと頑張って欲しい」と再度、県に求めました。