「監査請求に関する動議」への反対討論

7月6日、6月定例会閉会日の本会議で、柳下礼子県議が「監査請求に関する動議」への反対討論を行いました。以下は全文です。

 

日本共産党の柳下礼子です。党県議団を代表して

「監査請求に関する動議」に対する反対討論を行います。

 

本決議は 知事の特別秘書への給与に地方自治法第204条第3項に規定する給与条例主義に抵触する疑いがあるとして、監査を請求するものです。

しかし、特別秘書給与については、「特別職の職員の給与及び旅費に関する条例」において、「一般職の職員の例により知事が定めるもの」と規定されております。この規定が給与条例主義に抵触するとまではいいきれないと考えます。なんとしても具体的に金額を書くべきだというなら、条例の修正を求めるべきです。

伊地知特別秘書の公開された特別秘書給与額1100万円あまりというのは、県部長級職員の給与水準にならうものです。知事特別秘書の職責に鑑み、県部長職の給与総額に倣うという県の基準は、妥当であると考えます。昭和47年以来、自民党土屋知事も含めた長期にわたって、この運用が行われてきました。今に至って、このような申し立てを行う提出者の姿勢には、違和感を覚えます。

以上の点から、動議に反対するものです。