「立憲主義を取り戻す!戦争させない!9条こわすな!6・3オール埼玉総行動」が6月3日、さいたま市の北浦和公園で開催され、1万3500人が参加しました。
今、一番必要なのは安倍さんの退陣
主催者の小出重義実行委員長があいさつをし「AKB(あきらめない、こびない、ぶれない)で安倍政権を退陣させるまで頑張ろう」と呼びかけました。
ゲストスピーチとして壇上に立った元外交官の孫崎享氏は「今、一番求められているのは安倍さんに退陣してもらうこと。安倍政権のもとで、日本は先進国の中でも、報道の自由は最低水準、国民総生産における教育費の割合はOECD34ヶ国中、最下位。私たちの税金は払う義務の無いアメリカ軍の為に使われている。このお金があれば国公立大学の無償化ができる」と述べました。
そして「安倍さんは憲法を変えて自衛隊を米軍の下で戦争に使おうとしている。国の安全や国際紛争の解決は武力では出来ない、話し合いの外交力がどうしても必要」と強調しました。
市民と野党の共闘こそが政治を変える力
野党からは日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党最高顧問の菅直人衆院議員、社会民主党の又市征治党首、国民民主党の小宮山泰子衆院議員、自由党の松崎哲久県連代表が壇上に並び、あいさつをしました。
田村氏は「国会最終盤というこの時に埼玉で立場の違い、組織の違いを乗り越えて市民と野党の集会を開いてくれたことに心から感謝します。オール埼玉は共闘こそが政治を変える力だと全国を励ましてきた。いまの国会は異常事態、安倍さんのウソを許さないという皆さんの圧倒的な世論で国会を包囲していきましょう」と連帯のスピーチをおこないました。
菅氏は「野党が統一してすべての小選挙区の候補者を一本化したら必ず勝てる」と訴えました。
あいさつ後に各野党代表が高らかに手をつないでアピールすると会場は大きな拍手に包まれました。
集会後、参加者は2コースに分かれ元気にコールをしながらパレードをしました。