危険なオスプレイ、埼玉の空を勝手に飛ばさせない

1月中旬以降、オスプレイが頻繁に埼玉県上空を飛行した問題で、埼玉県平和委員会は2月13日、県の基地対策担当と懇談会を持ちました。

日本共産党埼玉県議団からは柳下県議、金子県議、秋山県議、前原県議が出席しました。

 

広範囲を飛行するオスプレイの姿が明らかに

懇談会では、県平和委員会の二橋事務局長は1月18日に県内各地から寄せられた目撃情報をもとに、県平和委員会が作成した「オスプレイの推定飛行ルート図」〔下記のPDFを参照〕を示しながら、オスプレイが県西部・北部一帯を、県にもルート下の市町村にも一切、通告もなく自由に飛んでいる状況を説明しました。

そして「自衛隊機や米軍機の事故が相次いでいる。その内、重大な事故が起こってしまう」として「飛行ルートの情報開示」「人口が密集する市街地上空の飛行中止」を県としても国や防衛省に対し求めるよう要望しました。

 

市町村への基地情報の提供を要望

さらに、県平和委員会主催のピース・キャラバンで22市町を訪問し、基地問題で対話してきたことを紹介しつつ「県の基地対策協議会に所属している市町村とそうでない市町村とでは飛行ルートをはじめ知りえる基地情報や認識に大きな差がある。所属していない市町村への情報提供や聞き取り調査を含む情報収集に努めて欲しい」と県に伝えました。

これに対し、県の基地対策担当は、「沖縄をはじめ米軍の事故が多発している、佐賀でも自衛隊機が墜落して住民に大きな被害を与えた。これらの事故を受け「渉外関係主要都道府県知事連絡協議会(渉外知事会)を通じて、「安全運行」「原因究明」「再発防止」「情報開示」を国などに求めている」

「オスプレイの飛行などについては県の基地対策協議会に所属していない市町村からも苦情が寄せられており、市町村の声を大事にしながら引き続き、夜間・休日の飛行休止、市街地での低空飛行の中止などの安全運行を国に求めていきたい。みなさんの情報はたいへん助かっている」と述べました。

懇談の最後に柳下県議が「所沢でも軍用機がうるさいと市民から声が出ている。勝手な米軍機の飛行は許されない。県としても基地の情報をきちんと県民に伝える努力をしていって欲しい」と挨拶をしました。

オスプレイ飛行ルート180118