3月10日予算特別委員会の「環境・農林」「福祉」の部局別審査が行われ、村岡正嗣県議が質疑を行いました。
見沼代用水は原型保全区間にふさわしい水辺環境整備をすすめる
村岡県議は見沼代用水東縁の原型保全区間について「私は一昨年の12月定例会で、整備を求めました。本年度より整備に着手したが、現場は整備の途上です。県として、原形保存区間にふさわしい水辺環境をどう整備していくのか」と質問しました。
農林部長は「来年度以降も残った土砂撤去を行っていく。今後の整備については土地改良区や自然保護団体の意見を聞きながら原型保全区間にふさわしい水辺環境の整備をすすめていく」と答弁しました。
県産材付加価値大いにアピールを
党県議団は西川材のヒノキや杉がふんだんに使われている飯能商工会議所を視察しました。この施設は計画段階から「西川材の振興」が位置付けられ、地元の材木でつくる、地元の職人や企業の技術でつくられました。村岡県議は「職員さんからは、快適に仕事ができると大好評だそうです。国産材はコストが高いとの声がありますが、こうした付加価値をもっとアピールして、県産材の利用拡大につなげるべき」として、公共施設への県産材利用の積極的な働きかけを求めました。
県産材活用促進仕様書にもりこめ
農林部長は「毎年6月に全市町村に公共施設の建設予定計画や県産木材の使用予定などについて調査を行い、基本設計が行われるところには直接足を運んで働きかけを行っています。また県庁内では県有施設に関わる部局で協議会を作っており、その中で働きかけを行っています」と答弁。村岡県議はさらに踏み込んで「仕様書の段階で県産材の使用を入れないと設計に反映されない。仕様書に盛り込むという働きかけを行っているのか」と質問し、農林部長は「予定を早い段階で把握し、働きかけていく」と答えました。