本日5月臨時会が開かれました。柳下礼子団長が以下のような談話を公表しました。
談話
2021年5月10日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
5月臨時会を振り返って
一、本日5月臨時会が開かれ、270億8464万円もの令和3年度埼玉県一般会計補正予算と自民党提出の「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置等の制度設計における協議プロセスの国民への明確な発信等を求める意見書案」が全会派一致で可決されました。
一、県はまん延防止等重点措置は31日まで延長、時短協力金は11日までと同額としたうえで酒類の提供も同様に原則として終日自粛を求めています。
補正予算(第4号)は、時間外・休日に、集団接種会場に医療従事者を派遣した医療機関へ財政支援を行う市町村に対して補助(上限額1人1時間当たり医師7550円、看護師等2760円)をするものです。
また、県が集団接種会場(仮称:埼玉県高齢者ワクチン接種センター)を設置し、高齢者に対する接種の一部を担うことで接種が遅れる地域を補完します。接種会場は県浦和合同庁舎とし、1日700人の接種回数、モデルナ社製のワクチン使用を想定しています。設置期間は6月1日から7月31日とし、県立小児医療センターから医師等を派遣します。申し込みは電子システムによる受付とし、接種が遅れる見込みの地域には別途予約枠を設定する方向です。
一、秋山文和県議が産業労働委員会での審議において、時短協力金の支払い状況を質問しました。3月の時短に対する第7期協力金は73%、4月の時短に対する第8期協力金が30%程度であることが明らかになり、秋山県議は支給を急ぐよう求めました。
村岡正嗣県議が福祉保健医療委員会の審議に参加しました。村岡県議は県高齢者ワクチン接種センターについて、1か所では少なすぎるとして、県立病院に近い地域でもう1か所せめて設置するべきと提案し、県保健医療政策課長は「国の応援を要望している。」と答弁しました。また、電子システムによる申し込みを原則としていますが、電話対応もするべきだと提案し、「コールセンターは先行して始め、質問等に丁寧に応えていく」と答弁がありました。
高齢者のワクチン接種の終了見込みについて、7月末という見通しが45市町村、8月までかかるとするのが18市町村であり、高齢者の多い地域は時間がかかると答弁がありました。 村岡県議は医療従事者がまだ接種完了しておらず、医療従事者のワクチン接種を急ぐべきだと追及し、保健医療政策課長は「ワクチン接種を行う医療従事者は優先的に接種を終了させる」と答弁しました。 以上