「県外医学生の奨学金枠、検討したい」部長答弁

3月15日前原県議は、予算特別委員会部局別質疑に立ちました。

 

埼玉県5か年計画によると、10万人当たりの医師数が現状値全国最下位の47位ですが、46位の茨城県を抜くという目標を掲げています。前原県議は「私たちは、結局医師育成に時間はかかりますが、奨学金で医師を養成するのが最も近道だと感じています。しかし残念ながら当初予算で枠の増員はないとのことです。」と指摘。

 

都道府県ごとの奨学金制度は枠が最も多いのは静岡県の120人で圧倒的ですが、全国2番目は茨城県で65人となっています。それに対して埼玉県は45人です。

 

 

前原県議は「5か年計画の目標は、『茨城県をぬく』ですが、これではいつまでたっても追いつくこともできないと感じました。今からでも、せめて茨城県並みに枠を65人に拡大すべき」だと迫りました。関本保健医療部長は「医学生奨学金は地域枠は(県内医大生向け)創設の平成22年5人から30人に拡大、県外医学生は創設24年5人から15人と枠を拡大してきた。最も有効な施策と考えている」と語った上で「国が今後医学部定員を減らす方針で地域枠の増は見込めない。県外枠で検討したい」と県外医学部生への奨学金枠増について言及しました。