返済いらない奨学金を 学生・若者がパレード

img_0034給付制奨学金の実現を求める県内の学生・若者でつくる「Rights to Study@埼玉~本物の奨学金のための緊急行動」は4日、大宮駅周辺でパレードをおこないました。
党県議団の柳下礼子県議が参加し、あいさつしました。自由党、社民党からもメッセージが寄せられました。

学生らは音楽に乗せて「ローンにならない奨学金を!」「教育は権利だ」「学ぶ権利に利子をつけるな」と軽快なコールで給付制奨学金の実現をアピール。高校生や学生はじめ、通行人の注目を集めました。

出発前の集会では、介護福祉士の20代の男性が「奨学金の総額は利子を含め650万円。30年間、返済し続けなければならない。収入も少ないなかで、返済はギリギリです」と訴えました。また、2人の大学生をもつ母親は、家計に重い負担となっている年180万円あまりの学費にふれ、「今の奨学金は実際はローン。若い人たちと手をたずさえて現状を変えていきたい」と述べました。

パレードに参加した女性は「友人が奨学金を月12万借りて工業系私大の学費を払っていた。しかし、失業した両親が生活費につかっていまい、半期分の学費を払えず除籍になった。彼も学び続けたかったはず。深刻な実態をぜひ伝えたかった」と語りました。

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あいさつする柳下県議