後期高齢者基金・国保安定基金取り崩し、負担軽減につかえー県決算審議はじまる

 

10月23日県議会決算特別委員会が開かれ、伊藤はつみ県議が令和4年度の決算審議に参加しました。午前中は決算全体について、午後は企画財政部の決算についてです。

後期高齢者医療財政安定化基金は、この5年間取り崩し実績がありません。使われていないということです。伊藤はつみ県議は「昨年度被保険者の多くの方が2割負担になり、悲鳴のような声が私のところにも寄せられました。令和4年度末で残高100億円以上です。しかも徐々に増額してきているようです。もっと、高齢者の負担削減に使うべきだ」と質問。

また、国民健康保険財政安定基金ですが、同様に被保険者の負担増が問題になっています。伊藤はつみ県議は「毎年それなりに取り崩してはいますが、結果的に令和4年度末170億円と増やしてきているのです。もっと、被保険者の負担軽減に使うべき」と質問しました。

財政課長は この2つの基金は指摘通り保険税負担軽減に使えるとしつつ、所管の部局が判断するものと答えました。