「ドキュメントとしての表現」障害者アート企画展がすごい

埼玉会館第2展示室で、1月12日から1月16日まで

主催は、南関東・甲信障害者アートサポートセンター、社会福祉法人みぬま福祉会

 

キュレータ―の中津川浩章氏は

「障害のある人の表現活動はいま大きな注目を集めています。美術の視点でとらえた作品主体の展覧会は、これまでにも数多く開催されています。

一方で表現としてのクオリティはありながらも、そうした場ではなかなかみることのできない作家や作品も多くあります」として

本展は

「アーティストたちに焦点をあて人の多様性や障害について考え、社会の在り方や人間の存在について考える」としました。

 

上の絵の作家さんの手記↓

社会とうまく切り結べない思いが、他の作品に暗い影を落としています。

作家さんとお話ししました。

「山下清氏が好きなんです。絵が売れてから太ってしまいましたが

それまでは、こんな感じだったんです」

放浪の画家山下清氏への敬愛があふれる絵ですね。

 

こちらも作家さんとお話ししました。

 

「上は赤ずきんを襲おうとしたオオカミが、赤ずきんちゃんからお人形をもらって

ためらい、戸惑っている場面です」

女性ならだれもが思い描く、自分だけの心の中の物語を

細部にこだわって、具現化するそのリアルさに圧倒されました!

おおかみさんの中には人間が入っていそうですが

入っているのは、新聞紙!!!

毛皮は、みんなが来ているコートなどのファーを切り取って集めたものです。

「あいちゃんといいます。」

ファッション誌を参考にした衣装がエモすぎ!!

 

「モンサンミッシェル」です。表現が違えば、なんとファッショナブルか。

作家さんはこの方 お会いできなかったけれど、なんとも心惹かれる絵ですね。

 

 

 

 

1月16日までですよ!!