10月1日、金子まさえ県議が初の一般質問を行いました。
この中で金子県議は、戦争立法をはじめとした「知事の政治姿勢」や、県東部などを襲った9月の豪雨災害、少人数学級をはじめとした教育問題、県警の不祥事などを取り上げました。
新方川の漏水など直ちに対策を求める
台風18号に伴う記録的豪雨によって、県東部を中心に床上・床下浸水被害が2745棟にのぼり、県議の地元越谷市では県内最多の241棟が床上浸水しました。金子県議は被災後の11日直ちに、越谷市船渡、弥栄町、大杉地域をはじめ現地調査に入りました。質問では、市内を流れる新方川は、春日部市で逸水(あふれること)したことが確認され、越谷市では土手からの水の浸みだしがあったと情報が寄せられていることから、ただちに対策を講ずべきと求めました。
「漏水は確認できなかった」(部長)
「いつ調査したのか???」再質問で追及
これに対して、県土整備部長は「漏水やその痕跡については確認できなかった」と答弁しました。
金子県議は再質問を行い、「住民の心配の中心は、土手からの浸みだしです。私は翌日の11日に地域をまわり、私も一か所でない浸みだしをみています。漏水はないというのは、いったい、いつ、どの地点の調査ですか?」と厳しく追及。
県土整備部長は「(漏水の)情報を入手したのは9月15日。その1時間後に現場に到着し確認を行った」と、水がひいてからの調査であったと明かし「お話しいただいた箇所については危険地点と認識し、注意してみていく」と再答弁せざるをえませんでした。
「障害児の学校を建設せよ」
「できるだけ早期に対応する」(教育長)
また知的障害児の学校である草加かがやき特別支援学校、肢体不自由児の学校の越谷特支などマンモス校の解消も求め、再質問。
越谷特支に7市1町からバスで1時間半もかけて子どもたちが通っている実態も示して、県南部に特別支援学校の建設を求めました。教育長は「都市部を中心とする県南部地域における対策の必要性は、十分に認識している」と認め、「できるだけ早期に」対応すると約束しました。