小川町メガソーラー計画、住民が関係省庁に危険性訴え

 

 

日本共産党の伊藤岳参院議員と守屋裕子埼玉県議は7月16日、埼玉県小川町で計画されているメガソーラー(大規模太陽光発電)について、地域住民らとともに各省庁と懇談しました。

同計画は小川町北西部の68㌶もの敷地に・5万立方㍍の残土を持ち込んでメガソーラーを建設するものです。

住民らは同計画について、住民説明会がしっかりと行われておらず、事業計画策定ガイドラインなどに違反していると指摘。「事業者が提出した環境影響評価準備書に住民から500を超える意見書が出ている」と紹介しました。

また「計画地は土砂災害の危険性が高い区域に近く、計画地内では過去に崩落も起きているのに、対策をとろうとしていない」「計画地で県絶滅危惧種の動物が112種も確認されている。貴重な生物が多数生息する国民的財産だ」と訴え、環境影響評価準備書に多くの不備があると強調しました。

各省庁の担当者らは「住民説明会について事業者に確認する」「指摘を踏まえて環境影響評価準備書を精査する」と答えました。

伊藤氏は「県内で同様の問題が多発している。よく精査してほしい」と重ねて求めました。