荒川の治水対策ヒアリングー荒川上流河川事務所

5月21日、村岡県議と守屋県議は、川越市にある国土交通省・荒川上流河川事務所を訪問し

荒川治水方針についてヒアリングしました。調査課長ほか職員のみなさまがご対応くださいました。

図は、令和元年の台風19号の際の荒川の状況です。

熊谷から治水橋のほとんどの観測地点で過去最高水位であったことがわかります。

現在入間川流域緊急治水対策プロジェクトなど今年度様々な事業を進めていきます。

主な事業は堤防の強化と第2・第3調節池です。

 

堤防に関して、治水橋の陸コウについて説明がありました。

今年度、治水橋のさいたま市側に築堤するのと同時に「陸コウ」=巨大なゲートを建設します。

増水時にはこのゲートを閉じて、さいたま市街への流出を防ぎます。

 

第2・第3調節池については、堤防内の河川敷に囲ぎょう提をつくる計画ですが

河川敷の中に土を持ち込み堤を盛り上げることに対して

「河道を狭めるのでは」「調節池の上流=荒川中流で計画高水位があがるのではないか」という意見があると伝えました。

これに対して「囲ぎょう提の高さは堤防より低いので氾濫はしない」などの説明がありました。

しかし、囲ぎょう提の建設の一方で低くなっている川越線の陸橋部分のかさ上げが10年かかる計画について

守屋県議が「10年より前にさらに過去最大の水位の状況になってしまったらどうするのか」ときくと

「特に対策はない」との回答でした。

守屋県議は川越線のかさ上げについて、一刻も早く着手すべきだと主張しました。