3月15日前原かづえ県議が予算特別委員会部局別質疑に立ちました。
長時間拘束で、命の危険が
県立小児医療センターに通院している患者ご家族の方から、相変わらず駐車場への入庫待ち時間が長い、改善してほしいと切実な声が寄せられました。
午前10時の診察の場合は入庫待ち時間も考慮して9時には到着できるように早く家を出ている。祖父母に運転してもらい先に下ろしてもらう工夫をしている。面会に来たのになかなか入庫できず、面会時間が割かれてしまうこともある。なによりも重大なのは、痰の吸入などが必要となる重度の障害があるお子さんが長時間車内で拘束されることになり、つねに命の危険に晒されているという訴えです。わが党は繰り返し、駐車場の待ち時間の問題を取り上げ、改善を求めてきましたが、いまだ抜本的な改善が図られていません。
昼間あいているけやき広場駐車場の借り上げを提案
「そもそも患者ご家族のみなさんや地域住民、自治体の反対を押し切って、さいたま新都心への移転が強行されました。病院が遠くなる、立体駐車場は使いづらいのではないかなどたくさんの不安の声、懸念の声を押し切って移転は進められました。旧小児医療センターの場所であれば生じなかった問題が、まさにこの駐車場問題です。」として前原県議は、強く改善を求めました。これに対して岩中病院事業管理者は「移転当初は1時間以上待たせる場合があったが、モニタリングを行い、近隣への誘導・診療時間の分散など努力した結果、一部時間帯を除いて30分以内となっている」と一部で混雑が続いていることを認めました
前原県議は、もっとも近い提携駐車場であるけやき広場駐車場を視察したうえで、けやき広場は商業施設なので平日昼間は利用は少なく300台以上もあるので、ここを借り上げるべきだと提案。病院事業管理者は、「提携して上限1000円の補助をしているが、患者の利用者は3割程度」と答弁。前原県議は、けやき広場駐車場を案内した地図のわかりにくさを指摘して、改善を求めました。
また前原県議は、小児医療センター内の駐車場料金について、面会・外来については料金を無料とするよう求めました。病院事業管理者は「患者からそのような声はない」と答弁しましたが、前原県議は「私たちには声が寄せられています」と指摘しました。