大丈夫?家畜保健衛生所の統廃合

3月12日 予算特別委員会で守屋裕子県議は部局別質疑「環境・農林」で質疑に立ちました。

 

当初予算には現在3か所(熊谷、川越、さいたま)にある家畜保健衛生所を2か所体制に統廃合する事業が提案されています。

守屋県議はまず一昨年の豚熱発生時に3か所の家畜保健衛生所が果たした防疫と処理の役割についてたずねました。

農林部長は「家畜保健衛生所は現場での防疫の中核としての役割は果たしています。熊谷は殺処分と埋却、川越は豚と車両の移動の規制と動員者の拠点となる施設の運営、中央は周辺農場の検査と病性鑑定というように事前に役割分担をしています」と答弁。

さらに守屋県議は「知事はこの2か所体制に統廃合する事業について『防疫体制の強化』と説明していますが、どう強化につながるのか。職員を増員するのか」と質しました。

農林部長は「再編後の職員体制については現時点では検討していません。職員の負担が増えないように今後検討していきます」と答えました。

3800平米の埼玉の県土を現在は3分割して管轄してりますが、2分割となると広大な担当区域になることから、守屋県議は「遠距離により業務が大変になるのでは」と質問し、部長は「川越家保と中央家保は10キロくらいの距離。家畜も減っており、業務が大変になるということはない」と答えました。