11月9日 前原かづえ県議と秋山もえ県議、池田逹生上尾市議は、中央児童相談所を視察し、西川達男所長と懇談しました。
中央児童相談所の管轄区域は鴻巣市、上尾、桶川、久喜、北本、蓮田、白岡市、伊奈町です。管轄人口は約80万人です。
コロナ禍の児童虐待への影響は?
初に、コロナ禍で、児童虐待をめぐる状況はどのように変化したかを秋山県議が質問
中央児相については、コロナ禍の春から現在まで通告は増えていないとのこと。(県全体は増えている)
昨年まで、通告や相談件数は増加の一途であったので、理由は、不明です。
児相職員体制の強化については、国の方針で社会福祉士の補充が行われるようになっています。
東京都特別区で児童相談所建設があいついでおり、社会福祉士はとりあい状態だとか。
一時保護所は常に満員。
中央児童相談所の一時保護所は上記のように30人定員で、ほぼ満員の状態です。
平均保護日数は38.4日です。中には1年間という長期にわたって、保護所に保護される児童もいます。
居住する部屋は、
幼児は8人部屋、学齢期は4人部屋です。
個室は予備として必要な場合使用しています。
中央児相には、県内唯一体育館があります。
7つの児相に一時保護所は4か所で、現在熊谷にもう1か所建設中です。
一時保護された経験のある少女は
秋山もえ県議は、一時保護された経験のある女児の声を取り上げ一時保護所での処遇についてヒアリングしました。。
●学習テキストが小学生のもので、十分な勉強ができない
保護児童は原則外出ができません。学習の保障は常勤2名、非常勤4名の学習指導員が行います。
自宅から教科書を持ってくることは可能です。
「明石市のように、保護児童を学校に通わせることは、広域の本県では不可能です」とのことでした。
●思春期にはつらい身体検査があること
ライターやたばこを持っていないかの確認のため
●wifiが使えないこと。そのためタブレット学習ができない。
外部との連絡はできないので・・・・
思春期の児童にとって、一時保護所の処遇がどうあるべきなのか、今後も検討が必要です。