2月17日、戸田市営笹目住宅1階にあり、障害者が食事や入浴の支援を受けながら暮らす「ケアホーム下笹目」を村岡県議が視察しました。
はじめに、竹嶋紘総括施設長が障害のある方も自立して地域のなかで生活できるよう支援している状況を説明し、「障害者施設を福祉政策だけでなく、住宅政策やまちづくりの観点から障害者の住まいを人権としてどう保障していくのかが大切だ」と話しました。
和田雅彦副所長から、当施設の経緯や入居者の一日のスケジュールなどの説明がありました。
当施設は、戸田市が平成22年に当市営住宅を建て替える際に1階部分をケアホームとして設計したとのことです。また、市営住宅を借りているため、家賃は月1万円ときわめて低額です。
入居者は主に知的障害者で、男女10人が暮らています。平日の日中に作業所などの仕事に出かけ、夜はそれぞれの個室で生活しています。週末は自宅に帰省し、家族と過ごすそうです。
職員の宿直体制は男女各1名が配置され、食事や入浴などの介助を行います。宿直の一名分は市独自の補助金が出ているそうです。
礪波(となみ)裕子サービス管理責任者が施設内を案内してくれました。
個室には、ベッドやテレビ、冷蔵庫などがあり、きれいに整理整頓がされていました。入浴も食事の前後にそれぞれが入りたいときに入ることになっています。
必要な介助をうけながらも、入所者は基本的に自分のことは自分でおこなうようにしているそうです。
障害者が地域のなかで自立して暮らせるようにと先進的な事例に取り組む戸田市と事業者の方たちの熱意を感じました。
職員みなさん、大変お世話になりました。