埼玉県は昨年8月まで、米軍横田基地の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」が埼玉県内を飛行する場合、ホームページで飛来情報を公表していました。
しかし、それ以降は、情報提供をしていません。
埼玉県平和委員会は、会員の目視情報を表にまとめ、この間も頻繁にオスプレイが埼玉県上空を飛んでいるとして、ホームページ上での情報提供の再開を求めました。
柳下礼子県議が同席しました。
平和委員会がまとめた上記のメモからも、5月に入ってからも頻繁にオスプレイが飛来していることがわかります。
対応した県企画総務課は、北関東防衛局からの情報が途絶えたからと、また北関東情報局からの情報が途絶えたのは本省からの情報提供が途絶えたからだと説明
県平和委員会は、北関東防衛局に対して情報提供を強くもとめることを要請しました。
また柳下礼子県議は、所沢米軍基地への米軍ヘリ飛来についてとりあげ危険なヘリ訓練を行わないよう国・米軍に求めるよう要請しました。
5月1日(金)午後2時18分から55分ごろまで、米軍所沢通信基地に米軍ヘリコプター(UHー1と思われる)が飛来し、旋回および訓練を行いました。本来ここは、通信基地であり訓練施設ではありません。
基地内の東西連絡道路は、今年3月28日に開通したばかりです。周辺を通行していた方や駆けつけた約30人ほどの市民は、爆音とホバリングでの訓練に驚き、携帯電話等で写真を撮る等していました。
ヘリコプターは当初、防衛医大東側のヘリポート(以前よりあったもの)を起点に、南から北に向かって旋回していましたが、途中から逆回りにコースを変え、基地から若松町・北原町・並木・中新井上空を我が物顔で旋回。さらに米軍はホバリング中の機体後部ドアを開け、下に落としたオレンジ色の物に向かってロープを下ろす訓練を行いました。(下写真)
米軍は、これまでも所沢通信基地にたびたび飛来し昼夜訓練を行ってきました。前回は2月の夜飛来しましたが、東西連絡道路開通後は初めてです。
党市議団は、ヘリコプターの飛来は危険であると指摘し中止を求めてきました。
所沢市と基地対策協議会も日米合同委員会の合意事項を遵守を求め、国に対し「オスプレイをはじめ、ヘリコプターなどの航空機を飛来させないよう」米軍に働きかけるよう要請しています。