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教育改革・文化・スポーツ振興特別委員会における山川すみえ議員の質疑(要旨)

(2009年7月8日)

〈質疑〉

 

山川すみえ議員

(1) 3つの達成目標について、全県で実施しているとのことだが、これは市町村教育委員会が主体的に進めていくべきことではないのか。
 また、「生きる力と絆の埼玉教育プラン」に目標値があるが、これはどういうものか。
 中学校には中間テストや期末テスト、小学校には学力テストなど様々なテストがある中で、なぜ全県的にテストを実施するのか。
(2) 特色ある高等学校教育について、例えば部活動などで、ある先生が異動すると部活が盛んでなくなったり、指導者がいなくなったりすることがよくある。進学指導やスーパーサイエンスハイス クールなどを実施している高校教員の配置や異動にどのように配慮しているのか。
 また、県立高校からの企画提案方式とあるがどういうものか。
(3) 入学者選抜制度について、私立高校に合格した生徒も県立高校を受験できるのか。
(4) 親の学習について、周知はどのように行っているのか。
 また、親の学習プログラムは、どこで作られたものか。

 

義務教育指導課長

(1) 県全体で学力などの水準の維持・向上を図るために実施している。県教育委員会だけでなく、市町村教育委員会連合会や公立小 学校校長会、中学校長会、PTA連合会の協力の下に行っているものである。
 目標値については、資料1−1(3)にあるように、学力達成目標では、小学校第6学年で95%、中学校第3学年で95%である。
 中学校においても、身に付けさせたい基礎的・基本的な内容で、次の学年に進む上でも必要なものとして取り組んでいる。義務教育終了段階で、すべての生徒に身に付けさせたいと考えている。

 

高校教育指導課長

(2) 各学校が事業を行うにあたっては、校内全ての教職員が組織的に協力して実施する体制づくりをお願いしている。
 企画提案については、県立高校教育活動総合支援事業の一つで、教育委員会から示したメニュー以外に、学校から企画をあげてもらって、実施を決めていくものである。
(3) 入学者選抜において、私立高校に単願で合格した生徒はその学校に進学するが、併願の場合は公立高校を受験することもある。

 

家庭地域連携課長

(4) 市町村の教育長会議や主管課長会議、各種PTA連合会、幼稚園や保育所関係者の集まりで呼びかけている。また、企業では、埼玉県経営者協会や商工会連合会等を訪問し、親の学習講座の開 催依頼と周知に努めているところである。
 親の学習プログラムの作成にあたり、平成18年度に親の学習研究開発・推進委員会を立ち上げ、基本的な方針を協議した。学識経験者や家庭教育に関する実践者、幼児教育に関する実践者、などが委員となり、この委員会のもとに、専門委員会を設けて、プログラムを作成した。

 

県立学校人事課長

(2) 教員の配置については、平成16年度から実施している教員人事応募制度や、希望表明制度など、教員自らが手を挙げて自分の 得意分野をPRできるような制度を設けている。また、必要な人 材について、校長と十分にヒアリングを重ねて、各校の特色化を一層推進できるよう適材、適所、適時の観点から配置に努めている。

 

保健体育課長

(2) 県立高校の部活動では、専門的な指導をできる教諭がいないとか、指導者がいる場合でもレベルアップをしたいという学校には、外部指導者を派遣している。今年度は100名派遣している。

 

山川議員

(1) 3つの達成目標への参加は、市町村教育委員会や学校とよく相談をして行うべきだと思っている。参加しないということを学校や市町村が決めることができるのか。
 また、全県の結果のランキングを公表するのか。他に使うことはないと理解してよいのか。
(2) 私の地元の大井高校は、スポーツを特色としているがトレーニング施設が狭い状況がある。なぜ大井高校が特色ある高校に入っていないのか。
(3) 私立高校に入学が決まった生徒は、公立高校を受験しなくてもよいのか。
(4) 親の学習を実施する30市町村はどうやって選ぶのか。

 

義務教育指導課長

(1) 3つの達成目標は、導入段階で各団体に十分に説明を行い、大事な取組であることを理解していただき、参加いただいている。
 また、すべての子どもに身に付けさせることをねらいとしており、他との比較という趣旨ではないので、全県の結果のみを公表している。

 

高校教育指導課長

(3) 繰り返しになるが、私立を単願で合格した生徒はその私立学校に進学するため公立高校を受験しないが、併願が可能な場合は受験することはある。

 

保健体育課長

(2) 大井高校は体育科を設置している高校で、すでに本県の特色ある高校の一つである。平成18年度にトレーニング機器を導入したが、その際には学校と教育局で意見を交換し、好ましいトレーニングスペースを確保している。

 

家庭地域連携課長

(4) 親の学習のねらい、効果、趣旨を理解していただき、手を挙げた市町村に委託している。

 

山川議員

(1) 3つの達成目標に参加しないということを決めることができるのか。
(2) 大井高校の件で好ましいスペースとの話があったが、現地を見ているのか。

 

義務教育指導課長

(1) 参加しないということを止めることはできないが、すべての団体に趣旨を御理解いただき、参加の協力を得ている。

 

保健体育課長

(2) 大井高校の校長先生から、感謝の言葉をいただいている。

 

〈意見・提言〉

 

山川議員

 教育に関する3つの達成目標は、全県で実施しているが、教育基本法や学校教育法の趣旨から、実施にあたっては、各市町村が独自の判断でできるようにしてほしい。

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