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温泉施設の安全対策に関する要望書

埼玉県知事
上田 清司  様
                           2007年6月21日
                           日本共産党埼玉県議会議員団
                           柳下 礼子

           温泉施設の安全対策に関する要望書

 東京都渋谷区の女性専用温泉施設の付属施設で爆発があり、従業員3人が死亡、3人が重軽傷を負った。この爆発事故の原因は究明中だが、地下1階で温泉の汲み上げ時に混じる天然ガスが充満し、爆発した可能性が指摘されている。東京都では2005年2月にも、北区の温浴施設建設現場で温泉掘削中に天然ガスが噴出し、24時間以上にわたって炎上するという事故が起きている。
 都心部近辺の地下からわき出る天然ガスは、可燃、引火性が強いメタン成分が都市ガス並みに多くなると専門家は指摘しており、国交省によれば千葉を中心にして茨城、埼玉、東京、神奈川には「南関東ガス田」が存在するとされている。
 近年の温泉ブームを反映して、埼玉でも「大深度」井戸から温泉を汲み上げる温泉施設が急増しており、埼玉でも今回のような大事故が発生しないという保障はない。
 よって県においては、温泉施設の安全を確保するため、下記の対策を早急に講ずるよう強く要望する。



1.消防機関の協力も得て県内の温泉施設に対する一斉安全点検を実施し、その結果を公表すること。
2.深度500bを超す温泉掘削については、天然ガス噴出防止装置の設置やガスの常時測定を義務づけるなど、安全対策を強化すること。
3.温泉の安全操業のための要綱や指針を策定し、定期的な監視を実施すること。

以上

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