半壊で建て替え・・・大規模半壊でもう、住めない・・・
さいたま市西区の建物被害、村岡県議視察
7月21日村岡県議は、さいたま市西区の栄小学校など、震災の重大な被害を受けた建築物の視察を行いました。山城屋市議に同行していただきました。市教委管理部学校施設課長原修氏らに応対いただきました。
人的被害がなかったのは、不幸中の幸い
当時1,2年生は帰宅中でした。 3年以上は6時間目の授業中被災 揺れがおさまってから校庭へ避難し、保護者へ児童を順次引き渡し。その後体育館に移動し、引き続き引き渡しを行い、最後の生徒が帰ったのが10時だったといいます。
けがなど人的被害など一切なしでほんとうによかった。
1棟が基礎ごと地盤沈下しました。 廊下や教室内が大きく傾いています。柱がひび割れ。窓ガラスも割れていました。この校舎には3年生と6年生がいました。当日はどんなに怖かったでしょう。
この場所は湿地であったことが考えられますが、基礎工事がどのように行われていたのか、今後究明が必要です。
今後の復旧の見通しは・・・
建て替えを2年間で完成させる予定です。今年度基本設計と実設計。来年度解体と着工そして、25年春完成予定なので、相当のスピードで進めることになります。
国に補助申請していますが、補助対象面積によって金額は変動するそうで、まだ金額は不明です。
金属製の仮設校舎で2年間過ごす
建て替え中、学校運営は仮設教室を夏休み中に完成させて使います。
グランドが使えないので、近くの学校のグランドを借ります。運動会も借りることになります。給食室は無事だったのですが、仮設校舎から遠いので、給食はセンターから運ぶそうです。
校舎の損壊が、地盤沈下によるものであり、従来の耐震補強はしてあっても、効果はなかったかも知れません。今回のような地震に対して、どのように備えるか、今後研究が必要です。そのためには、どうしてこの校舎が半壊したのか、地盤の様子、杭の打ち方など徹底的に原因を究明しなければなリません。
また、2年間の不自由な生活には教員の加配も必要でしょう。
その後、同じ西区の、大規模半壊住宅を訪問しました。地震によって、造られていた擁壁がくずれ地盤の土砂が、家に面している湿地に流れ出し、家が傾いています。傾きは日に日に大きくなっており、ここで暮らすことは不可能です。
地盤問題の重要性を改めて感じさせられました。