自民・民主・刷新の会で採択
事実上「つくる会」の教科書採択を求める請願
埼玉県議会文教委員会は7月4日、日本の侵略戦争を肯定・美化する「新しい歴史教科書をつくる会」系の教科書採択を事実上求める請願を賛成多数で採択しました。
この請願は8日の本会議で最終的に採決されます。
教育基本法の改訂部分を踏まえ採択を迫る請願
問題の請願は「埼玉県教科書改善連絡協議会」が提出した「教育基本法・学習指導要領の目標を達成するため、最も適した歴史・公民教科書の採択を求める請願」。
伝統と文化の尊重や「我が国と郷土を愛する」ことなどを教育の目標として盛り込んだ改定教基法や、それにもとづいて改定された学習指導要領を十分理解して適切な教科書採択を求めるとしていて、事実上「つくる会」系教科書の採択を求めるものとなっています。自民党議員が紹介議員になっています。
刷新の会の議員が賛成の大演説
請願審査では刷新の会の議員が「(改定)教基法・学習指導要領に反していると見える教科書がずっと採択され続けている。教基法が変わったという認識のもと教科書採択をしてほしい」と主張。
採決では自民、民主、刷新が賛成、公明が反対。
日本共産党、社民、無所属は文教委員会所属議員がいません。