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仙台市視察へーその2 市内建物被害調査 

地元の高見のり子仙台市議と柳下・村岡両埼玉県議
地元の高見のり子仙台市議と柳下・村岡両埼玉県議
仙台市内の建物破壊ー弱い部分が崩れてしまう・・・
10日(金)2日目仙台市内の建物被害調査



朝、7時半仙台駅前
地元の党の方と一緒に、「被災地情報」を配りました。
受け取った「情報」を大事に鞄に入れる人もいます。


倒壊した幸市営住宅へ
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本日は、仙台市内の建物や造成地の被害の視察です。
はじめに、震度6強に見舞われた、築50年の市営住宅へいきました。当時の鉄筋コンクリート製5階建て住宅は、免震住宅ではありません。建物全体は頑丈に作ってあったので、築年数は古くても倒壊は免れました。しかし、各壁には×の亀裂が入り、もう、住むことができません。同じ団地の隣の建物は被害を免れています。なにが、分岐となったのか、今後の詳しい調査が待たれます。

階段室が、傾いてしまった鶴ケ谷の民間マンションへ
村岡県議は1級建築士です。崩れた箇所を丹念に調べます。
村岡県議は1級建築士です。崩れた箇所を丹念に調べます。
外付けの階段室が傾いて、本体から離れてしまったマンションを訪ねました。
崩れた根本をよく見ると、コンクリートの中に通してある鉄筋の間隔が広すぎる。また表面からあまりに近すぎるところに鉄筋が通っています。これでは持ちこたえられないはずです。
近くの大きく壊れているショッピングセンターの建物も、表面が崩れてむき出しになったコンクリートの中に布がたくさん、はまり込んでいました。こうして、コンクリートを水増ししていたのですね。

工事中は、発注者には瑕疵を見つけることはできません。このような瑕疵工事をどうやって防いでいくのか、今後の政策の課題です。

続いて斜面の住宅地、陣ケ原地区へ
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斜面に盛り土をして、住宅街として造成した地区ですが、もった土が地震で流れだし、上に乗っていた住宅が傾いたり、地盤沈下がおこりました。
美しい住宅は残っていますが、もう住むことはできません。
いったい、どんな土で造成をしたのか?今後責任の所在が問われます。

液状化も同様ですが、造成地の問題は新しい課題です。国も県もきちんとした基準を持つべきでしょう。

震度6強の地震に見舞われれば、弱い部分から崩れます。
仙台の場合は4月の余震によって、さらに被害が広がりました。
こういう実態を、対岸の火とすることなく、埼玉でも生かさねばならないと感じました。









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