「なぜ、ハローワークと協力しないのか?」
県民の利便より、特区申請が優先?
3月3日の県議会予算特別委員会で、柳下礼子県議は、ハローワークの地方移管を強力に進める知事の考えを質しました。
知事は、今県議会に
中高年就業支援センター埼玉と大宮のヤングキャリアセンターを、不便なさいたま新都心の男女共同参画センターに移転し、中高年就業支援センターと女性キャリアセンターで民間職業紹介事業を実施する計画を提案しています。
柳下県議は、ヤングキャリアセンターの移転で、青年にとって非常に不便になると指摘し、知事は「女性キャリアセンターを有効活用したいから」と答弁。
また、女性キャリアセンターと中高年支援センターの職業紹介事業で、委託費の必要ないハローワークを活用しないのはなぜか質しました。
これに対して知事は「浦和か大宮のハローワークを地方移管できる特区申請を検討している。そのためハローワークと共存してやれるじゃないかと言う仕組みを示したくなかった」と答弁。
今回の就業支援事業の新都心への統合の影に、ハローワークの移管推進があることを明らかにしました。
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傍聴に来てくれた青年たちと懇談 |