地域活動支援センターに移行できない!!
心身障害者地域デイケア施設 どくだみ荘・はなどけいを訪ねて
さいたま市内のどくだみ荘・はなどけいを訪ねました。この2つの施設は心身障害者の社会参加や自立訓練を目的として、クッションやマスコットを作ったり、楽しいイベントをしたりしています。どくだみ荘は定員22人、はなどけいは定員15名です。この日は明るい室内で数人の利用者が、職員の介助を受けてクッションを楽しそうに作っていました。
これらの施設は、県と市の単独補助を受けて運営してきました。ところが県はデイケア施設を国の制度である地域活動支援センターに移行しようとしています。これによって、補助の中心が市町村に移るからです。
けれど、どくだみ荘・はなどけいのように登録人数が20人程度の施設では、日々の実利用人数が10人を超えることが少ないため、地域活動支援センターの補助が受けられません。これでは移行できません。
県は23年度までに移行する目標としていますが、こうした小さなデイケア施設をどうするのか、重要な問題です。