9月定例県議会始まる
9月定例県議会始まる
380億円余の一般会計補正予算など審議へ
9月定例県議会が24日、開会されました。会期は10月15日までの22日間となっています。
今定例会に上田知事は、今年度一般会計補正予算案、今年度病院事業会計補正予算など19件の議案を提出しました。
一般会計補正予算案の規模は380億5,390万円余で、麻生前政権下で成立した国の補正予算を受けての「緊急経済対策」や基金の積み立てなどを盛り込んでいます。
今議会には新たに私立高校生修学支援基金と自殺対策緊急強化基金の二つの基金条例が新たに提案され、それぞれ補正予算に10億7,600万円余と3億6,180万円余が計上されています。
また、経済対策では、緊急借換資金を創設し、これまで制度融資だけを対象にしてきた借換融資を信用保証協会の保証付融資全般に拡大するとともに、融資機関を7年から10年に延長、融資限度額も8千万円から1億5千万円に引き上げます。
さらに少子高齢化社会への対応として、安心こども基金を活用して、保育所の整備(4箇所)や放課後児童クラブの設置(30箇所)、児童福祉施設等の環境改善に対する助成などを実施します。
病院事業会計の補正予算は、県立がんセンターの施設用地を取得するため17億7,700万円余を計上しています。