日本共産党埼玉県議団 あなたの願いを県政にとどけます
県政トピックス 政策・提案 県政調査費 子どもの笑顔が輝くまち 事務所ニュース 資料室 リンク集
HOMEへ   前へ戻る

県政トピックス

INDEXへ戻る

侵略戦争美化の教科書を採択するな

県教委の小ノ光春市町村支援部長に申入書を手渡す柳下県議(中央)と山川県議(右)
県教委の小ノ光春市町村支援部長に申入書を手渡す柳下県議(中央)と山川県議(右)
侵略戦争美化の教科書を採択するな
県教委に党県議団が申し入れ


 侵略戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が横浜市などで採択されていますが、日本共産党県議団は8月17日、2010年度と11年度に県立伊奈学園中学校と県立特別支援学校で使用する教科書採択にあたってはわが国の侵略戦争や植民地支配を正当化するような歴史教科書を採択しないよう県教育委員会教育長と同委員長に宛てて申し入れました。

 「つくる会」の歴史教科書は、従来の扶桑社発行に加えて新たに自由社からも発行されましたが、文科省の検定の過程で516箇所もの検定意見を付されて大幅な修正を余儀なくされるなど、編集体制からして極めてずさんで信頼性の欠く教科書です。

 しかも内容も、扶桑社版とほぼ同じ内容で、日清・日露戦争以降の日本の戦争を「自存・自衛」のための戦争として描き、特にアジア太平洋戦争を「大東亜戦争」とよんで侵略戦争と認めず、アジアの解放に役立った聖戦として美化し肯定するものとなっています。

 申し入れの席上、柳下礼子団長と山川すみえ議員は、こうした教科書の問題点を指摘したうえで、@侵略戦争や植民地支配を美化したり正当化するような歴史教科書を県立学校の教科書として採択しないこと、A市町村の中学校教科書の採択にあたっても、現場の教職員の意向が採択に十分反映できるように市町村教育委員会に対し指導・助言すること、の2点を要望しました。

 応対した県教委の小ノ光春市町村支援部長は、「申し入れについては、教育長と教育委員長に十分伝えます」と答えました。

up