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HIBワクチン申し入れ

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髄膜炎予防接種を、全ての子どもたちにー県に申し入れ

 年間600人の子どもが罹患し、20%に重度障害を残し、5%が死亡しているという恐ろしい髄膜炎。予防ワクチンは多くの国ではすでに定期接種となっています。
 小児科医らの強い要請で、埼玉県議団としても、なんとしても日本で接種できるようこれまで県に働きかけてきました。
 世論に押され、昨年11月には、このワクチンの任意接種が可能となりましたが、任意であるため高額な自己負担となっています。
 2月16日、柳下・山川両県議は、この問題で県保健医療部長に申し入れを行いました

国内の症例検討の後に定期接種か??
 国に対して、定期接種を要請してほしいという内容には、「昨年柳下県議から指摘された際、国の部長会議で強く要望しました。」という宮山徳司保健医療部長の答えでした。また、部長は今後 「国は、任意接種の中で、症例検討をし、副作用等安心だと結論した段階で定期接種にする見込みです。」と説明しました。

(要望書は以下の通り)
2008年2月16日
埼玉県知事 
上田清司様
日本共産党埼玉県会議員団団長 
 柳下礼子


細菌性髄膜炎を予防するヒブ(Hib)ワクチンについて

 毎年小さな子どもの命を奪っている、危険な感染症=細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンが、昨年12月から任意接種できるようになりました。
 年間600人が感染し、感染者の20%程度に後遺症が残り、5%程度が死亡するこの病気は、早期発見が困難であり、予防接種が最も有効です。デンマークでは93年に定期接種を導入したところ、94年には、発症者が10分の1に減り、07年には発症者ゼロとなりました。すでに多数の国で接種が実施されており、ワクチンの安全性も保証されています。今、一刻も早く、一人でも多くの子どもにヒブワクチンの接種を広げていくべきと考えています。しかし、このワクチンは1回の接種で7千円から8千円と高額であり、必要な4回の接種を行うには3万円以上の自己負担となります。これでは、子育て世帯には重すぎる負担であり、多数の接種は望めません。
 よって、県におかれましては以下の点について、具体化していただきますよう、強く要望いたします。

一、ヒブワクチンの効果について、広報啓発し接種を促進すること。
二、ヒブワクチン接種に対する財政的支援を、県として検討すること。
三、ヒブワクチンを、原則無料で受けられる定期接種に組み込むよう、国に対し強く要請すること。
以上
 


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