残業代未払いを指摘しただけで、激しいパワハラの的に・・・
高齢者施設「菜々の郷」の元職員の訴え
新座市にある、特別養護老人ホーム、デイケアセンターなどの高齢者施設「菜々の郷」の元職員が、残業代未払いや施設長による激しいいじめについて、県労働局に斡旋申請を提出した問題について、柳下・山川両県議は工藤薫新座市議とともに同元職員と懇談しました。
手書きの勤務表に残業記入させず
Aさんによると、同施設では、90人の職員のうち開設から1年間あまりで90人以上の職員が退職。あまりの人手不足から、残業が日常的に発生していたにもかかわらず、手書きの勤務表に残業時間を記入することが許されずに、残業代未払いが続いていました。残業代を支払うよう求めたAさんは、施設長からの激しいいじめを日常的にうけ、過呼吸症で倒れ退職しました。
Aさんは「私が泣き寝入りをすれば、このような状態が永遠に続いてしまう」と斡旋申請をした動機を語りました。
*同斡旋については、すでに決裂しています。
介護報酬の不正請求、返還させられる
なお、同施設についての「やっていない機能訓練をやったとして、介護報酬を請求している」という通報をもとに、県の特別監査が行われた結果、機能訓練と入浴サービスが、記録がないのに請求されていた事実が明らかとなり、約270万円を施設側は返還する予定です。