県立小児医療センター
時間外救急に患者殺到
負担金ではなく、広報啓発を強めて解決すべき
県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)は小児3次救急指定病院(救命救急や高度医療を行う)ですが、近隣の救急医療体制が非常に遅れているので、1次(軽症)や2次(入院が必要)救急患者も受け入れてきました。ところが、年々時間外救急外来にくる軽症患者が増加し、このままでは高度医療に差し支えると、時間外の紹介状をもたない患者から負担金4200円を徴収することを検討しています。
日本共産党市議団が申し入れ
このことを知った上尾・蓮田・春日部市議団の代表が、11月20日県病院事業管理者に、負担金の導入を中止することと、県立小児の窮状や「救急ダイヤル」の広報を徹底することを申し入れました。柳下県議が同行しました。
「県立小児以外、夜間、休日の受け入れ先がない」
蓮田・春日部の市議は、春日部市立病院が、2次救急輪番を引き受けられなくなり、救急患者は夜間はほとんど受け入れ先がないことを、強く訴えました。
上尾市議は、若い保護者が大変な中子育てしている事を訴え、救急ダイヤルも県立小児が大変な状況にあることもほとんどの保護者が知らないと指摘し、広報啓発の必要性を強調しました。
柳下県議は、「大切なのは、1次も2次も3次救急も前進させること。
県立小児の患者増については、負担金ではなく別の方法で」と述べました。