ムダなダム八ッ場ダム工事は中止して
1都5県県議の会ー八ッ場ダム現地合宿9月9,10日
山川県議が参加
八ッ場ダムの地元、群馬県川原湯温泉で、八ッ場ダムを考える1都5県県議の会の合宿での現地視察が行われました。
1日目 嶋津てるゆき氏(八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会代表)の講演が行われました。
80年しか持たないダム???
今、ダム本体工事は転流工の工事が1年遅れで6月から始まったところです。
1970年の 国会答弁によると「熱変質をした地質が続いていてダムの基礎地盤としてはきわめて不安定」であるとか・・・
今年、4月5月に埼玉県の滝沢ダムで、湛水実験の際に次々周辺に亀裂が走りましたが、八ッ場ダムはこんなものではすまないかもしれません・・・
また下久保ダムの堆積速度は計画時の2.5倍だそうです。これと同じと仮定し計算、また酸性の水を石灰を入れて中和する際に析出する中和生成物を加えると、ダム完成時から55年で夏季利水量は半減、80年後には容量がなくなるというのです!! 1世紀も持たないダムのために、これだけの税金を垂れ流す意味があるのでしょうか?
駆けぬけた!!吾妻渓谷から草津へ2日目は、9時より、国土交通省の案内でダム予定地現地調査を行いました。
@ 国土交通省の施設やんば館見学
A 川原畑地区代替地見学
B 打越地区代替地
C 東・中村地区農地代替地 道路や鉄道の代替工事を視察。 D ダムサイト (仮排水トンネルを実施する現場は吾妻渓谷を痛めつけているよう。国道をはじめ、渓谷もダムのしたに!今ならやめられる。)
E 品木ダム見学 (吾妻川は酸性の強い湯川です。24時間1年中続けて、石灰を攪拌させたものを発電所から川に流している。その際大量の沈殿物ができるため、品木ダムに捨てている)
これらを駆け足で見て回りました。文字通り「駆け足」で、山川県議もふうふう!!
時代に合わない計画は変更すべき
山川県議の感想 「計画に固執することなく時代に合わなければ計画は変更すべきです。自然が作り、人間が築き上げてきた生活環境をこんなに壊す権利は誰にもない。元に戻すべきです。
そのさい地元にかけた迷惑は多大なものです。地元への生活支援は絶対必要です。川原湯温泉は再建する必要がある。いまなら間に合うと思います。