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申し入れのはじめに挨拶する柳下県議 |
教員採用試験の透明化を求めてー臨採教員の会が申し入れ、柳下・山川両県議が同行
教員採用試験をめぐる贈収賄事件で揺れる大分県教育委員会のニュースをきっかけに、全国の教員採用試験の公平性が問われています。埼玉県でも、長年にわたり、男女差別や年齢差別、埼玉大学など学歴差別に関する憶測が乱れ飛んでいます。この間の報道によると、一部県会議員に採用試験の合否が事前通知されていたことも明らかにされています。
今、教採の公平性を確立するためには、試験の透明化が不可欠です。埼玉県では採用試験結果が、本人にも公開されない密室状態から始まって、臨採教員の会を中心に徐々にこじ開けてきた歴史があります。
観点が明らかにされなければ、何を反省し、勉強していいかわからない!
埼玉県の開示状況は、個人の点数は明らかにされても、「評価の観点」が明らかにされません。申し入れの中で、毎年採用試験を受ける臨時的任用教員の「これではなにを反省すればいいのかわからない!」という悲痛な声が紹介されました。
愛知県等ですでに、開示されている
すでに愛知県では、本人に対する全面開示が行われていますが、その中で混乱や問題が起こったという報告は、一切なかった、と臨採教員の会の方は指摘しました。
「開示の範囲を広げることは確か」−副部長
応対した、県教育局市町村支援部矢部保雄副部長は、開示について「検討したい」と答弁。「どのように検討するのか」という臨採の会の問いかけに「開示範囲を広げることは確かですが、どの程度広げるのか検討したいということです」と前向きに検討する姿勢を明確にしました。