埼玉県の農業後継者対策は?
山川県議、塩川衆議院議員、農業大学校へ
7月23日の猛暑の午後、山川県議と塩川衆議院議員は、鶴ヶ島市の県農業大学校を訪れました。
埼玉県の新規農業後継者は何人?
農業後継者がいないと、言われ続けていますが、さて、埼玉県の昨年度の後継者は何人でしょうか?実は223人です。少なく見えますが、5年前の180人という数字から着実に増加しています。
これらは、農業大学校はじめ県農業支援課さんたちの努力のたまものです。
特に、40代をはるかに超え、定年後農業を始めるなど、高齢の新規後継者の増加が特徴的だそうです。
農業大学一番人気の講座は??
農業大学校の生徒さんは、全く農家とは無縁な青年から、定年後継いだ土地を耕そうという後継者、農業従事者でさらに技術を磨こうという方まで、多彩な顔ぶれです。
1年間、2年間と実習しながら技術を磨く講座、もっと短期に農業に興味を持ってもらう講座、4日間でお蕎麦を育て、打つ講座もあります。
基本技術科には、野菜や花き、酪農などさまざま講座がありますが、人気はやはり、お野菜です。露地野菜コースには15人も1年生がいます。女性もいます。
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新鮮な野菜をいただきました。ぱくり!! |
親身に相談にのってもらえる
全く農家と無縁な青年にも、「農業をやってみたい」という人はいます。こうした方に県農業支援課はあちこちで相談会を開催します。また農業大学校で学んでもらった就農希望者には、農地の借り方など親身に相談に乗ります。
ハウス一棟1000万円也。肥料も灯油も値上げで大変!!
大学校の広い敷地を案内していただきました。
今日から夏休みですが、学生さんがたくさんいます。夏休みも交代で農産物のお世話に見えるそうです。野菜や花のハウスを見せていただきましたが、こうしたハウスは1棟1000万円するそうです。設備投資って大変です!!その上、今灯油の値上げ、肥料の値上げで、後継者も悲鳴を上げているそうです。
県の努力は実を結んでいますが、原油値上げ対策など国が本腰を入れなければ、やはり農業の発展はありえないと感じました。