涙の懇談会ー日本共産党とセンター保護者たち
7月5日、川越市内で廃止予定の西部地域障害者雇用支援センターの保護者10数名と、日本共産党の塩川鉄也衆議院議員、柳下・山川両県議、桜井晴子・長沼ちね衆議院議員候補、高浦康彦志木市議、川口とも子川越市議、足立志津子ふじみの市議、瀬戸口富士見市議が懇談をしました。
冒頭、「娘は昨日就職試験が不合格になってしまいました。」と泣き崩れるお母さん。「娘は一生懸命やったんです。こういうときに力になってくれる、センターのような施設はどうしても必要なんです」と訴えました。
以下、保護者の皆さんの生の声を紹介します。
けんかをして、息子だけが解雇に
「学校をやめて、製本会社に入社したがいじめられてやめた。次の会社も、いじめられてけんかをして、解雇になった。相手の健常者は解雇されなかったのに・・・その後センターに出会った。でも、それまでの息子が家でぶらぶらしている間、何かしでかさないか、毎日不安で不安でならなかった。行き場所あるということは、すばらしいこと」と、存続を願う声も。
解雇でひきこもりに、親も病気寸前
「就労後、3ヶ月で解雇されてしまった。ショックでその後引きこもりに。親との関係も険悪になって、親自身も病気寸前。あちこち探し回った。センターはきめ細かくて、親には見つからなかった息子の適性を引き出してくれた。お給料もらったとき「早く先生にみてもらわなきゃと、息子は言っていた」
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障害者雇用支援センターの視察の際の写真です。 |
川越の就労支援センターはいっぱい
「川越の就労支援センターに行ったら、いっぱいで、こちらのセンターを紹介された。今年5月から入所したが、子どもは働きたくて、朝早く出て行く。でも来年2月には閉鎖になる・・・子どもが「あと何ヶ月でセンター廃止か・・と」カウントダウンしている。不安でたまらない」
障害者が就労するということは、これほどまでに困難なんだと、涙なみだの中で語られました。だからこそ、支援してくれるセンターの廃止は絶対許さないと、全員が確信した懇談会でした。