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重度心身障害児入所施設「県立嵐山郷」視察

所長らとともにぱちり
所長らとともにぱちり
重症心身障害児施設「県立嵐山郷」を視察=柳下・山川両県議

 6月27日埼玉県社会福祉事業団運営の「県立嵐山郷」を視察しました。知的障害児施設・障害者支援施設、重症心身障害児施設、保育所が武蔵嵐山の20万uの土地に建てられています

 知的障害児施設といっても、嵐山郷に入所する重度障害児はほとんど在宅に戻ることは不可能です。入所したまま、18歳を超えそのまま行き場所のないまま、年を重ねて、最高齢は78歳の方がいます。

 15の寮と病棟に分かれて居住している約400名の入所者を、約380名の職員が3交代制で支援介護しています。約4分の1が1年契約の契約職員です。指定管理者制度を適用される以前は、ほとんどの職員が準公務員だったことを考えると、公的な法人が非正規雇用を広げていいものだろうかと考えさせられました。
ひろーい土地です。この下に雨の日用の地下通路があります。
ひろーい土地です。この下に雨の日用の地下通路があります。
人間の尊厳って・・・? 
真っ青な空の下、芝生の庭を各寮を訪問しました。行動援助寮(自傷行為など重度の障害者)は、ものを壊してしまうということで、家具もおもちゃもなにもない殺風景な空間に、入所者さんがごろごろ寝転がっています。
 くるたび、人間の尊厳とは・・・と考えさせられてしまいます。

もっと軽度な寮や、寮と寮をつなぐ地下道を見ていきました。

 医療部の建物には、重症者がいます。ベッドで経管栄養をした寝たきりの子もいます。お風呂には介護器具がそろっています。お風呂の介助は重労働です。2人の職員が2時間も中に入りっきりだそうです。
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こういう施設の拡充を
 入所者は男性が圧倒的だそうです。男の子は成長すると力が強くなるので、親御さんの手に余ってしまうのだそうです。誰でもかわいい我が子を寮に入れたいとは思わないでしょう、それでも入所に踏み切らずにいられなかった親御さんの気持ちを思うと、こういう施設をもっと拡充して、障害児が尊厳を守られ生きていけるようにしたいと感じました。











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