柳瀬川源流―なぜ石を敷き詰めるの?
5月22日柳下県議は、無所属の所沢市議脇晴代さんとともに、所沢市上山口柳瀬川源流を訪れました。所沢源流の会の小黒譲司さんと高橋さんが、案内してくださいました。
柳瀬川源流にはかつては、ミヤコタナゴという天然記念物の川魚が住んでいたと言われ、埼玉県はミヤコタナゴが住めるようにと、川の再生に取り組んでいます。しかし小黒さんの説明では、川岸は杭と石を敷き詰めて河道を固定したり、川底に石を敷き詰めるなど、自然な川のあり方と逆行する工事が行われているとのこと。
柳瀬川の再生のために、地元や所沢市、県の協議会が発足する予定ですが、この中に環境団体は含まれておらず、小黒さんらの団体の意見は、全く検討されていないそうです。
柳瀬川下流では想像もつかない、美しい源流。この源流が突如として、石が敷き詰められた人工的な流れに変わっています。水底をのぞくと、大量のかわにな(まき貝の一種、蛍のえさになる)がいます。蛍のえさとして、まいたのでしょうか?しかし、石が敷き詰められていると、蛍の幼虫が泥に潜れないので蛍は育たないそうです。
春の小川はさらさらいくよ、という歌がありましたが、こんな風景が所沢にもあったのですね。川の再生で、この風景は守られるのでしょうか?