一斉学力テストの不参加と安心安全な学校給食を求めて
4月18日新日本婦人の会埼玉県本部のみなさんが、埼玉県庁を訪れ「全国一斉学力テスト」および「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」の今年度の不参加と安心・安全な食材を学校給食に使うことを求める要望書を県教育委員会に提出しました。県教育局の県立学校部長が応対し、日本共産党の柳下礼子県議が同席しました。
「テストへの記名は廃止。すべて番号に」要望みのる。
懇談の中で、全国一斉学力テストについては、1年目を経て、「半年後に結果が帰ってくるようでは、苦手部分の把握などできない」「先生がテスト返却の際に『うちの学校は平均点以下』と言いながら配った」「子どもたちの中に○○小はレベルが低いなど噂が広がっている」「塾へ行っているのかなど聞いており、プライバシーの侵害」と弊害を指摘する声が紹介されました。これに対して、市町村支援部参事は、「文科省も学校の序列化につながらないようにと、学校・市町村ごとの点数の公開を禁止している。」と答え、補足として義務教育指導課長は「プライバシー保護のために昨年度はテストへの記名もあったが、本年度は番号のみ記入となった」と答えました。記名の廃止は、昨年、新婦人と共産党が強く求めたものです。
「給食調査はできません。」県保健体育課長
また、安心安全な学校給食に関して、加藤ユリ会長が学校給食の冷凍食品使用状況調査を求めたのに対して、保健体育課長は「調査はできません。いくつかの学校の状況を調べます。」と答えました。
柳下県議は教員の多忙にもふれ、「教員の負担をさらに増やすという点でも一斉学力テストは廃止してほしい」と挨拶しました。