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公選法違反の近藤県議が有罪確定で失職/柳下県議が談話

失職となった近藤県議の机の上は書類が置かれたまま(19日)
失職となった近藤県議の机の上は書類が置かれたまま(19日)
公選法違反の近藤県議が有罪確定で失職
柳下県議が談話

 昨年4月の県議選でふじみ野市議ら5人を買収したなどとして公選法違反に問われた近藤善則県議の上告審に対する異議申し立てが最高裁から却下されていたことが、18日までに明らかになりました。同議員の異議申し立ての却下によって、懲役2年、執行猶予5年、追徴金10万円の刑が確定し、同議員は失職しました。

 この有罪確定を受けて、県議会の総務危機管理防災委員会は19日、会議を再度開き、10日の会議で「継続審査」としていた「近藤議員の辞職勧告決議」を求める請願を再度審査に付し、同県議が既に失職しているとして、「不採択」とする決定を行いました。

 近藤県議の有罪確定と失職について、日本共産党の柳下礼子県議は、「最高裁の異議申し立て却下は当然であるが、近藤県議が最高裁で刑が確定するまで県民世論に逆らい約1年にわたり県議会に居座りつづけたことは許しがたく、強い憤りを覚える」とする談話を発表しました。

 近藤氏の有罪確定によって同氏の当選は無効となり、最高裁から県選管に棄却決定通知が届いてから50日以内に再選挙が行われます。再選挙には、日本共産党から前ふじみ野市議の山川寿美江さんが立候補を予定しています。


(「近藤善則県議の有罪確定と県議失職について」(柳下県議の談話))

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