柳下県議、所沢市議、清瀬小児移転中止を申し入れ
平成22年に、府中に移転計画が決定している、清瀬小児病院。しかし、所沢地区(所沢市、狭山市、入間市)の小児2次救急医療体制(夜間・祝休日の入院の必要な小児救急患者受け入れ体制)は崩壊寸前で、輪番病院が週3日しかうまっていません。この不十分な体制は、隣接する清瀬市にある都立清瀬小児病院が補ってきました。所沢市の小児救急の1割は清瀬小児に搬送されています。この清瀬小児の移転には所沢市の保護者たちからも不安の声があがっています。
2月14日、柳下礼子県会議員と、平井明美・小林澄子・城下師子所沢市議が、東京都庁を訪れ、東京都に清瀬小児移転中止を申し入れました。かち佳代子東京都議が同席しました。
柳下県議「入院の3割、外来の4割が埼玉県民。清瀬小児がなくなったら所沢はどうなってしまうのかと思う。是非存続を」
平井市議「この2年間に小児救急医療体制の確立を求める声が休息に広がってきた」
小林市議「孫が、突然発病して、受け入れ先が見つからず、清瀬小児に受け入れてもらった」城下市議「全国的にも優れた、水準の高い小児病院」
と、それぞれ存続を訴えました。
応対した病院経営本部黒田祥之参事は「あまりお答えはできない」としながらも「利用者の切実な声がお聞きできて、よかったと思います。地域医療に果たす役割からも努力したい」と話していました。
要請後、かち都議も「府中にPFIで建設する予定の病院に清瀬小児は統合されるが、近江八幡市のPFI病院が破綻している。まだまだ、この計画どこで頓挫するかわからない。世論の力が大切」と語っていました。