犬・猫を引き取るときに確認してほしいこと

日本で「ペットブーム」が始まってから気軽にペットを飼う家庭が増えましたが、残念なことに、さまざまな理由で、犬や猫を飼い続けることが困難になる家庭も多く、身勝手に捨てられてしまう動物や保健所に引き取りを依頼する人が後を絶たないのが現状です。
埼玉県では、保護している犬・猫の一部を保健所や動物指導センターから県民の方々に無料で譲渡しています。犬やねこの命を1匹でも多く救うため、また、動物愛護のためにもたくさんの方に利用していただきたいのですが、やはりペットショップと違い無料ということもあって、ペットを飼育する覚悟のない飼い主が問題にもなっています。
動物を家族の一員として迎えるには、その動物の一生を養うことになるので相当の覚悟が必要です。少しでも犬・ねこ譲渡に興味のある方は今一度注意事項について確認してみてください。

愛情と責任を持って、終生飼うことができますか?
食事・散歩・そうじなどの世話が毎日できますか?
新しい動物を飼うことに家族全員が賛成していますか?
おす・めすに関係なく必ず避妊又は去勢手術を受けてください。

譲渡前に講習会を受講していただきます。
飼養場所が賃貸又は集合住宅の場合、管理規約等から飼養に支障がないことを確認させていただきます。
犬は譲渡後、速やかに登録するとともに、年1回狂犬病予防注射を必ず受けさせてください。
屋外で犬を飼う場合には、つないで飼ってください。
屋内で犬を飼う場合には、玄関や窓から飛び出さない配慮が必要です。
子犬の場合には、申込みから譲渡までに約2~6か月かかる場合があります。
ねこは、室内で飼ってください。

センターや保健所に引き取られた動物たちの多くは殺処分されてしまいます。
孤独と見知らぬ環境の中で最後を迎えることは想像するだけでも辛いですよね…。
家族としっかり話し合い引き取りを希望される方は、動物指導センターへお問い合わせ下さい。