知ってた?埼玉県の「子ども大学」がすごい

子ども大学は、2002年にドイツで始まり、その後ヨーロッパに広まりました。日本では2009年3月に、初めて「子ども大学かわごえ」が誕生しました。埼玉県ではこれをモデルとして、翌年度から、子ども大学の開校を推進しており、現在は県内各地になんと54もの子ども大学があります。

子ども大学は埼玉県内にある大学のキャンパスなどを会場とし、大学教授や地域の専門家が講師となって、子供の知的好奇心を刺激する講義や体験活動が行われています。企画・運営に携わっているのは、地域のNPOや自治体、大学、子ども会など。地域の大人たちが一丸となって、「地域の教育力」を結集した運営を行っているんです。

内容は地域によって様々。主に土日や夏休みなどの長期休暇を利用して数日間にわたり講義が行われます。初日には入学式、最終日には卒業証書授与式も執り行われ、本格的に大学に入学したような気分になれます。農業体験からプログラミングの授業、手話や料理など、毎回違ったテーマでの授業が行われ、子供たちも飽きることなく終始楽しみながら参加することができます。

学年も学校も違う子供達が集まって一緒に普段と違ったことを学ぶ。将来の職業や進路、今後深く学んでいきたいことなどや興味を持てる分野など、子供自身で考える良いきっかけ作りになるかもしれません。対象学年なども地域によって変わってきますので、ぜひ一度埼玉県のホームページから子ども大学の紹介ページをご覧になってみてくださいね。